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2023/06/23 15:11
ー “物” が物語る。 ー
美味しいものが食べたいが故に料理も好きな私ですが、無尽蔵にキッチンアイテムや食器を集めることもなく、あるもので満足しがちな性格ではありますが、とは言え、これはいい!と納得のいくものに出会えると長く愛用して、そんな良き相棒たちに囲まれています。
よって、一つ一つのアイテムには購入した時の思い出や私のもとにやってきた時のいきさつはしっかりと脳裏に刻まれています。
そんな思い出深い愛用キッチンツールについて一人語りしてみます。今回はみなさまには特にお役に立つ話でもないけれど、よろしければしばしお付き合いください。
ー しゃもじ型のとりわけスプーン ー
元はイギリスの家具メーカー、ザ・コンランショップの傘下であったHabitatは日本ではお目にかかれないメーカーですが、フランスの大きな商業施設ではよく見られる、ポピュラーなライフスタイルショップです。そのHabitatで見つけた大きめのとりわけスプーンに出会ったのはもうかれこれ17〜8年前。赤やブルーのカラフルさに惹かれて衝動買いしてみましたが、これがなんとも言えず使いやすい便利なスプーンで調理中も使いますし、もちろん取り分けの際にも使います。その後また渡仏した際に、友人用にもお土産で購入したぐらいお勧めしたいアイテムです。メラミン製でキッチュな見た目も楽しくてお気に入りです。
ー アジアのレンゲ ー
レンゲのフォルムが好きです。
なんてことない炒め物や汁物に添えるだけで急に、アジアの見知らぬ市場の喧騒が聞こえてきて料理が味わい深く感じられるからアジア料理には欠かせないと思っています。調理中にも意外と使いやすく、何かとスプーンよりもレンゲの出番が多いくらいです。
ステンレスのレンゲはベトナム製の現行品。磁器製のものは、2013年まで吉祥寺にあった、小匙舎+みずたま雑貨店という日本やアジアの古道具や古い食器を扱うお店で買いました。確か、これもカンボジアあたりの少し古いものだった覚えがあります。
滑らかなカーブが口当たりも良くて、寒天や白玉などおやつにも相性が良く、これからも長く付き合って経年を重ねたい。
ー アルミのフォーク ー
たまには使い勝手や用途も無視してただただ欲しい!という思いのまま買ってしまうものもあります。このアルミのフォークもそうで、実際にはほとんど使ったことがありませんが、なんとなくこのチープさに心を鷲掴まれてたまらないのです。
たくさんのお客様が来たらケーキと合わせて使いたいななんてずーっと夢見ています。
ー 木製スクーパー ー
これはset-list-tokyoでも取扱中のナチュラルカトラリー/スクーパーという商品で、私自身、ほぼ使わない日はないというほど使用率の高いスクーパーです。とにかくサイズ感が絶妙で使いやすい。そして硬〜いサオの木を使っているので、少々乱暴に使ってもびくともしない頑丈さも心強いです。使い込んだ色合いがいい感じです!自画自賛。
ー IKEAのフライ返し ー
IKEAの定番商品であるこのフライ返しはトップ部分の幅が狭いのと、角度が私にとってはとても使いやすさを感じるもので、これも何年も使い続けている我が家のスタンダードです。デザインもシンプルでシックなところも気に入っています。
ー シリコン製のハケ ー
こちらのアイテムは知人から頂いたもので、刷毛の部分はシリコン製なので、手入れが簡単でその上なんと刷毛の部分がくるりと回転するので、使わない時にはハンドル部分に収納できてコンパクト且つ清潔な状態を保てるので非常に考えられた商品だなと、使う度に感心してしまうアイテムです。こんな素敵なものをいただけるなんてなんて幸せなことかしら!
以上が私が日頃から愛用し続けている経年変化も愛おしいキッチンツールでした。思い出と買い求めた時の風景や香りや風などを懐かしく感じられたコラムになりました。みなさまもお気に入りのキッチンツールや生活道具を改めて眺めてみてはいかがでしょうか。